女性専用風俗 赤羽秘密基地 (出張専門) | 【第四十三回】『タバコとか酒とかできたらどんなに幸せだっただろうか』

6/30 10:42 UP! 【第四十三回】『タバコとか酒とかできたらどんなに幸せだっただろうか』 MITSUKUNI(ミツクニ)(24)

MITSUKUNI(ミツクニ) 【第四十三回】『タバコとか酒とかできたらどんなに幸せだっただろうか』
私はタバコを吸うことができない。
正確に言えば、吸うことはできるのだが、煙を上手に吸い込むことができずに嗚咽する。
タバコの気持ちよさより咳の激しさが勝つ。

私は、酒を飲むこともできない。
正確に言えば、飲むことはできるが、ほんのわずかな一杯で酔いが回ってしまう。
飲んでも気持ちよくなる前に気持ち悪くなる。

今日はちと嫌なことがあった。
ここでは詳細は書けないほどの嫌なことだった。
正直なところ、人生を投げ出したくなる瞬間さえ感じた。

「人生投げ出してぇー」が口癖の大酒飲みの友人がいたのだが、

酒を飲んで悩みを解消しようとしている様子を僕はどこか小ばかにして「そんなわけないじゃん」ととらえていた自分がいたが、今回でその気持ちが理解できた。

そして、気づいたのだ。
もしもタバコが吸えたら、酒を飲めたら、どれだけ幸せだっただろうかと。

酒で酔い、タバコで心地よさを味わう。
そんな瞬間的なストレス解消法、そしてそれらを行っているときの特別なかっこよさ。主観的な自己陶酔感。やはり、大酒飲みは格好いいし、タバコを吹かす姿には魅了されるのだ。

こんな時に酒を飲んで忘れられたら、どれほど心地よかっただろうか。そんな思いを抱きながら、眠れぬ夜の夜明けを迎えた。朝日は美しかった。私にとっての酒タバコは太陽だったのかもしれない。

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