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6/29 04:14 UP! 【第三十九回】前髪で評価される人間性 MITSUKUNI(ミツクニ)(24)

MITSUKUNI(ミツクニ) 【第三十九回】前髪で評価される人間性
この世界はルールに囚われすぎている。
そんな世界の側面が嫌いでならない。

意思よりも規則。自我よりも全体。
守られ依存されすぎるから、自由が勝ち取れない。

はい、どうも。光圀です。
とある男の話をしよう。

前髪が長い学生がいた。
彼には直近まで就職活動があった。
それでも彼の前髪はかたくなに長かった。就活においては前髪が短いほうが遊離で前髪の長さが1センチ短くなるほどに面接官への好感度が加速度的に上昇するという研究結果もある。

つまり、他の志望学生と比べて前髪がたった2-3cmの長いだけで、片腕でセルゲームに出る並の大きなディスアドバンテージを抱えている。

「前髪が長いと印象が悪い」「採用側にとっては清潔感に欠ける」と言われるこのクソ社会。彼は心の中で「藤沢ルーザー」を歌いたくなる衝動に駆られるが、それでも彼の前髪は切ることなく伸ばし続けている。

なぜならは、前髪が長いことによって自分自身を表現できると感じているのだ。前髪は彼の個性やアイデンティティの一部であり、自分を隠すのではなく、むしろ自信を持って外に出すものだと思っている。
就活は個性ゲーだ。他の志望者よりも自分の良いところを目立たせれば相対的に勝てるのである。彼は自分の戦略を盲信していた。というか信じることでしか、彼は前髪を守ることができなかった。これは「大事なものも守れない男ほどダサいものはない」という某死神代行のセリフを意識した行動である。

こと就職活動においては、面接官が前髪の長さに注目し、内面の素晴らしさや能力よりもその一部に固執してしまうことが多い。容姿で評価されたレッテルはどんなに会話しても剥がれにくいものである。剥げたおっさんよりもイケメンに営業されたほうが何かイイって感じになるだろう。そういうことだ。

クソ社会は彼にとって壁であり、前髪の長さが彼の将来を左右するという荒唐無稽な現実に彼は立ち向かっている。

改めて、彼の前髪は彼の個性と密接に結びついており、自分自身を表現するための重要な道具なのだ。長い前髪を持つことで、彼は自分に自信を持ち、他の人とは異なる存在であることを示している。容姿で評価されたくないといいつつ、彼もまた容姿に個性を見出しているからなんとも皮肉ではあるのだが。

ところで、前髪の長さ、もとい容姿だけで人間性を判断するのは愚かであり、社会はそれに囚われるべきではないと彼は思った。前髪の長さがどれほど優れた能力や素晴らしい人間性を持つ人を表しているとは言えないのだ。

彼は冷たい社会の中で前髪を守り抜き、自分の才能と個性を証明する道を切り拓いていく。彼の前髪は、ただの髪の毛ではなく、彼の心の闘いや抵抗の象徴なのだ。

このクソ社会においても、前髪ひとつで人間性を評価する風潮に抗い続ける彼の姿勢は、他の人々に勇気や希望を与えることだろう。

前髪の長さにこだわりすぎる社会に対して、彼は鮮やかな一撃を放ち、個性と才能を放つのだ。彼の前髪は彼のアーマーであり、この冷酷な社会に立ち向かう勇気を与えてくれるのだ。

ステイ、マエガミ、ロンガー。

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