「どんなAV好き？」
飲み会などで盛り上がると、しばしば問われる質問だ。

ブラウザの中で何を開こうが個人の自由、僕が"上原亜衣/勃起乳首責め総集編4時間"を見ていようが誰にも文句を言われる筋合いはないのだ。

しかしそれを口に出すかどうかは別問題。
これは言わば中世の魔女狩り状態であり、信仰の告白を強要されているのだ。

親に言えば勘当、友人に言えば貼り付け、同僚に言えば良くて永年窓際職といった塩梅だろう。
そうでなくとも、エロい話題で話が通じ合うことは稀有。

いわんやこんなエロのディープ領域に踏み込む女性用風俗で仕事しているなら尚更だ。

漢は皆エロが好きだが、同じ男で集まっても

「～ってシチュに最近ハマってて!!」
「えー、わかんないなぁ…」
「…」
「…」

こうなることは少なくない。

円滑なコミュニケーションの為に無難な回答をあらかじめ用意しておくことも必要だ。 備えあれば憂いなし。
無難な回答ベスト3、さっそく見てゆこう。


キス
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原点にして頂点。エロはキスに始まりキスに終わる普遍的でもっとも無難だ。
性経験をすれば誰しも通っているに違いないと言う圧倒的な安心感
むしろ 「え？キス嫌いなの？」 ぐらいの強気の姿勢で相手に"逆魔女狩り"を迫ることができる程だ。
弱点としては、たまにめちゃくちゃキスをに舐めてくる人がいる事。 一方的にお花畑キャラに認定され、こっちは何も悪いことをしていないのに嘲れられたりしかねないので立ち入った話はやめておこう。その際は 「キス最高！キス最高！キス最高！チュッ！チュッ！チュッ！」 とでも叫びながらその場を走り去るとグッドだ。



ピンク映画
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渋いチョイスだ。
上司や、エロに詳しい人に 「どんなAV見てるの」 を迫られたときに目覚ましい効果を発揮してくれるだろう。
上手くいけば「ほう、若いのにわかってるじゃないか」 と上司との距離をグッと縮め、職場での地位向上も夢ではない。
デメリットはやはり知名度。 若い世代には通じない可能性が高いだろう。
相手を見極めて名前を出してゆこう。

相撲
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いっそAVという土俵から降りてしまおう。 この世にはどうしても一定数何を言っても文句をつけてくる暴徒のような人間がいる。

AVを聴いているヒマがあったら伝統文化を見て教養を磨く。
そんなストイックな自分を演出するのにもってこいだ。
「じゃあ好きな関取いるんだ？」
時としてそう尋ねてくるイジワルなおじさんもいるだろう。
そんなときは
「ブルガリアの相撲見てるんです。洋モノが好きで。」
僕は未だにブルガリアの相撲事情を知るひとに出くわしたことがない。
たぶん大丈夫だろう…たぶん…。




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いかがだろうか。
ここにあるものを活用してぜひ良き自分だけの秘め事ライフを。
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では股。
よろしくんに。