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8/4 19:21 UP!

夜の街の記憶

MITSUKUNI(ミツクニ) 夜の街の記憶
一人で夜の街を歩いていると騒々しい学生やらの若者の衆が前からやってきて道を譲ることがある。

大通りだから人が多いし仕方ないかと、裏路地に回る。それでも狭い道なのに我がもの顔でタバコ吸っているビーニーつけたノースリーブとバケハのへそ出しコンビがいたりするから、気が滅入ることがある。It's  not my day.

俺は自分の歩きたい道もあるけないのか。と。
公共の概念ってなんだよクソがっ!!

辛く苦い気分を飲みこんで気持ちを切りかえようと飯屋に入ろうと決意した。
(絶対にトッピングマシマシの麻辣湯を食ったろ)
いつもは中国人しかいない店内。

そこでもまた若者の集団がいて、まるで騒々しさを競うかのように口を開けば思い出、セックス、愚痴、と相容れない話をしていて、ひたすらにげんなりなイメージが漂ってくる。イヤホン越しにも聞こえてきてあんぐり。

巡り巡る会話が脳内を埋め尽くし、自分の生活を噛みしめる時間がなくなっていく。

せっかくの週末だしゆっくりしたかったのにな。終わりよければすべてよしと整うために入った飯屋がこうも残念だと流石に滅入る。こんなことになるなら大人しく家に帰っておけばよかった...ご飯が美味しいことが唯一の希望だったのに...

という残念な経験をしました。
でもこんな不快な感情を感じてしまうのには理由があって。

それは自分が彼らのような楽しさを感じることができないからだ。

一般の内輪にいない虚しさ。そんなところだろう。

自分の外側で騒々しくされて、おまけに楽しそうにしていて。軽蔑を掲げることでごまかそうとしても、こっそり羨望している自分がいるのが分かって、それが虚しい。むしろ、羨望しているからこそこだわってしまう節だってあるので、やっぱり虚しさが残ってしまう。

青春時代に抱えてしまった陰キャというレッテル。
大人数の人と関われない苦しさ。
明るく振る舞うことの難しさ。
それを全部詰め込んだ羨望。

こんな大人になっても拗らせるとは思わなかった。
自分でも気持ち悪いと思うけど、自分の中で理由は噛み砕けたし、過去は変えられることでもない。
でも自分の気持ちのポイントが詰まっている考察だから日記にでもして昇華することにしました。

こんな人間を、よろしくんに。

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