8/19 22:24 UP!
~変われた男~第4話
️この作品は一部フィクションであり
登場する人物、建物、お店などは
実在しないかも知れません。
山口秘密基地がB2Fに事務所を構える
"湯田セントラルタワー"
待機所で"あお"と"カナエ"が
話している。
カナエくんは今日何時から⁇
この後13時から徳山です〜。
ぼちぼち準備して行ってきます。
あおさんは⁇
俺は夕方まで暇じゃけど、
18時から300分入ってるなぁ♪
ロング凄(꒪ω꒪υ)
流石っすね♪
あ、基地長帰ってきたみたいですね。
お、新人くんと対面だな。
(ガチャッ)
「どうぞ、入って。」
基地長が
新人セラピスト候補の真太郎を連れて
戻ってきた。
「あお、カナエ。
この子が 今回ウチの基地に
新しく入った 大田 真太郎クン。
磨き甲斐がありそうな男だろ?
よろしく頼むよ♪」
「は…はじめまして。。
お、大田‥と、申します。よ‥よろしく
お願いします。」
メッチャあがってんじゃん
肩にチカラ入りすぎてるよ〜
「そりゃ緊張するやろ
あおは威圧感あるし、
カナエは見た目DQNなんやから」
な…基地長、つかハゲ!言い方
オレそんな威圧感ないっすよ〜
基地長こそハゲてて
見た目ヤ○ザやないですか
「テメェらまた俺の頭ディスりやがって」
いつものコントが繰り広げられる。
山口秘密基地ではこれが日常なのだ。
(なんか思ったより和やかな雰囲気だな。
あおさんやカナエさん、2人とも
優しそうだ♧)
和気あいあいとした
事務所の雰囲気に
真太郎は少し安心した。
「あおさん、カナエさん。
これからよろしくお願いします!
女性経験はありませんが、
頑張って働きたいと思ってます︎」
・・・。
・・・。
"あお"と"カナエ"の2人は
不意に真太郎を
自分たちの過去と
重ねてほくそ笑んでいた。
女風のセラピストは
仕事内容こそ華やかだが、
実の話、元は陰キャ出身の男が多いのだ。
数秒の沈黙の後、あおが口を開く。
話は聞いてたよ^ ^
一緒に頑張ろうな!
それにしても…モサいな(笑)
カナエも続く
なかなかに鍛え甲斐が
ありそうやないですか^ ^♪
真太郎、セラピやるなら
まずは身体を絞らなきゃダメだぜ。
オレはいまから仕事に行くけど…
あ、そうだ!あおさん、
このあとランニング
一緒に連れてってあげたら⁇
ん〜…オレ
走るときはひとりがいいんやけど…
まぁせっかくやし、いっちょやるか♪
真太郎クン。ジャージに着替えておいで。
「え…あ、あの…あおさん?カナエさん?」
真太郎が事務所に入室するやいなや、
勝手に話が発展して行く。。
「久しぶりの新人だ。
しっかりと鍛えて立派なセラピストに
してやってくれ」
(あの、基地長まで、。えぇ〜…)
真太郎をまるで無視するかのように
話が進められていく。
女性経験ゼロ、
ついでに大学在学時に一留したせいで
運動不足でもある真太郎は
これから、
"女風セラピストの荒波"
に漕ぎ出す…いや、巻き込まれるのであった。
次回、連続カナエ小説 ~変われた男~第5話
”走れ!アオスwith真太郎"編
公開をお楽しみに♪☆
山口秘密基地 叶