12/16 20:25 UP!
~変われた男~ 第20話
️コレはほぼフィクションであり、
登場する人物や建物、施設などは実在しないかもしれません。
山口市唯一の繁華街、湯田温泉。
その街の空を突き刺す、背の高い建物の名は "湯田セントラルタワー"
女性用風俗店、山口秘密基地はそこの地下2階に事務所を構える。
在籍セラピストは、事務所へ出勤した後、予約の入っていない日などは
事務所内でお客様との連絡を取り合ったり、
建物内のジムでトレーニングをしたりして待機をしている。
「ライト君、3度目のモニターの結果だが…」
ポチポチ‥ (送信っと!)
「ライトく〜ん。」
…(ミラさんってどんな女性なんだろうなぁ)…
「ライト〜〜‥」
‥!?‥あぁ、基地長!夢中になってて…
すみません。。
「ライト君、モニターテストの結果だが…
‥おめでとう!見事に100点評価だぞ^ ^!」
え!? そりゃ良かったです♪
ブーン‥
(あ!ミラさんから返信来た♡‥)
ポチポチ‥
3度目のモニターテストで
ようやく合格評価を貰えたライト‥
セラピストデビューするためには
更にもう1回、合格をしなければならない。
だがいま彼は…Xで知り合った女性、"ミラ" とのやり取りに夢中である。
基地長、ライト君どうしたんですか?
やっと合格できたのに‥スマホばっかり見て。。
「‥あぁ、美月さん…さっきからそうなんだよ〜。もう少し喜んでもええのにな。 もしかして次のモニターさん探しでもしてるんかな?…」
えぇ〜☆初々しいですね♪
セラピストも出始めは大変。って聞くから‥ 上手く行くといいですね^ ^♪
--------3日後--------
ガチャ‥
基地長、基地長〜!
モニターの予約取りました!!
「‥お?!‥やったじゃんライト君♪
コレでしっかり合格点貰えたら
晴れてセラピストデビューだな」
良かったね☆
ちなみにいつの予約なの?
早速なんですが…これから下関市のホテル・ムスクってところです。
行き方教えてください^ ^
「毎度知らね〜じゃんかよ‥1度教えたら忘れんなよ?
まず下関駅で降りて、笹崎町に向かって歩いて…
そのホテル・ムスクってのはソー○ランド街の裏側にあるから
誘惑に負けんなよ(笑)」
基地長。セクハラですよ…
基地長ってば‥大丈夫ですよ〜☆
俺だって、はじめては…好きな人とがいいから… ‥チラッ←美月を見るライト。
--------------------
下関駅までは、山キチ事務所の最寄り
"ゆけむりゲートウェイ駅" から
乗り換えを含めて約2時間。
クルマで高速を使えば1時間もかからないが、
ライトはクルマを持っておらず
ペーパードライバーなので電車で向かう必要がある…
ガタン‥ゴトン…
(やっぱ早くペーパーも解除して
クルマも買ったほうがいいよなぁ…。)
ガタン…ゴトン‥
ライトはセラピバッグと共に
長らく電車に揺られて、本州/山口県でも最西端、下関にやって来た。
(DMチェックと‥お、ムスクの206号室か。…ポチポチ‥了解です☆ ‥送信OK〜と)
山口県唯一の風○街、笹崎町を足早に歩くライト。
「お、そこの兄さん♪サクッと寄ってかないかい?ええ娘揃えちょるよ〜」
あ、すみません。仕事中なんで…。
ソー○ランドの客引きをスルーして
目的地のホテル・ムスクを目指す。
(ここか。シックなかんじのホテルだなぁ。)
トゥルル‥[ハイ、フロントです♪]
あ、206の連れの者ですが。解錠をお願いします。
[ハイ♪206のお連れ様。…ではエレベーターで2階へどうぞ〜]
(ミラさんとの対面だ。。どんな人なのかな♪♪)
高揚感にふけたまま206号室の前まで向かうライト…
️[ピーンポーン♪]
ガチャ… 「来たぁ♡! ライト君〜♪」
……(ギョッ!?)……
ライトは思わず動揺してしまった。
"ミラ" が、かわいいからではない。
…。(ミ、みらい‥先輩。。)…
‥なんと "ミラ" はかつてのライト、いや
真太郎の初恋の相手、秋野みらいだった!
️彼女との関係は第12話を参照↓
https://go-kichi.com/s/yamaguchi/diaries/view/193249
(間違いない‥ど、どうしよう…)
「‥あれ、どうしたの??」
(ハッ!)…い、いえ‥ミラさん…か、かわいいな。って驚いちゃって…
「‥^ ^♪ ありがと♡ ライト君も投稿の写真通りでカッコいいよ
入って入って♪」
…(気付いてない?!)…。
ミラ‥いや、みらいは昔と変わらず
アイドルクラスの顔立ちをしているが、
一方のライトは当時より約10kgも痩せて身体も絞り、髪型/顔立ち共に整形クラスに変わっている。
…ライト=大田 真太郎だとは気付かれていないようだ。
(落ち着け!…落ち着け。俺!‥覚悟はしてたハズだ。いつかは知り合いに会うかもしれない…だけど…)
心の動揺を隠しつつ、カウンセリングを終わらせ
小走りでお風呂の準備へと向かう。。
(ハアァ〜‥焦った…まさか、俺がここ数日ワクワクしながらDMしてたのは、あのみらい先輩だっただなんて…)
やっと隠れることが出来たライトだが、それも束の間。
"お客が知り合い"…そんな事は関係ない。これは仕事であり、モニター試験なのだ。
お互いに交代でシャワーを浴びた後、
施術へ入る。。
ハグからはじまり、指圧、オイルのマッサージ。。
(ふ、触れてる。。憧れてたみらい先輩に…俺が…)
腕では懸命にマッサージを…ただ嫌でも頭の中はパニクってしまう。。
そしてついに、ファンタジーマッサージ。。
「あ…(〃ω〃) アン‥」
「。゚(゚´Д`゚)゚。!!!…」
(みらい先輩が…こんな…)
(かわいい♡‥もし…この後求められたら?‥そしたら…)
ライトの理性が揺れ動く…
その時…
(バカにしないでっ!!)
パァンッ!ンン…
(…い、痛い。。)
あの日、美月に貰った平手打ちが
ライトの脳裏に、鮮明に蘇ってきた…。
(そ、そうだ。そうだった‥女風は女性が主役の風俗!!…俺のいまやるべきことは…
みらい先輩‥いや!ミラさんを満足させることだ!!)
「(>人<;)♡!‥。. o(≧▽≦)o .。!!…」
……………………………。
ハァ…(お、終わったぁ〜。ちゃんとやり切れたぞ!)
事情が事情なだけに、
ライトのほうが息切れしている。。
「気持ち良かったあぁ〜♡ 大満足♪」
よかった。。ミラさんとっても可愛かったですよ。
「ねぇ、でもライト君は…このままで帰れるの??」
へっ!?…
無事に終わったかと思った90分のモニターテスト。。
だがミラ(みらい先輩)の満ち足りた表情‥この後ライトに起こるのは…?
次回!~変われた男~ 最終話[変われた男]
公開をお楽しみに☆
山口秘密基地 叶