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【第十四回】ヨーロッパの風俗の歴史
せっかく欧州にいるので、欧州の風俗史をまとめてみた。
はじめに
風俗文化は、欧州史においても重要な役割を果たしてきた。欧州における風俗を時代別にざっくり紐解いていく。
中世
そもそも中世における性行為の社会通念について。中世ヨーロッパでは、キリスト教の影響が強く、性行為は結婚によって行われるものとされていてかなり”お硬い”思想は根付いていた。しかし、婚前交渉や浮気が行われていたことも事実で、これらの行為に対しては罰則が設けられるなど、風俗的には始めるのに問題がある世界だった。
そんな中でも、上流階級においては、愛人を持つことが一般的であり、主に女性中心に身体的魅力を異性にアプローチすることで、愛人となり、身分の向上を図っていたそう。この時代からパパ活的要素は存在したことになる。
また、このころの上流階級の一つに聖職者がある。彼らも人間である。権力を持った聖職者の中には性的搾取を行う者もいたという。権力と欲望の交換はこの時代から行われていた。
ルネサンス
ルネサンス期になると、芸術や文化が隆盛し、風俗も大きく変化した。特にイタリアでは、美術や音楽、文学などが盛んになり、娼婦が台頭。また、この時期になると、性行為が芸術的な要素を持つようになり、多くの芸術家たちが女性の裸体を描くことで、美的な表現を追求した。
ゆえに、ルネサンス期における風俗の特徴の一つに、娼婦が芸術家や貴族たちに愛され、支援されることが挙げられる。芸術家たちは、娼婦たちをモデルにした作品を制作することで、彼女たちの美しさや魅力を讃えました。娼婦は欲望の搾取から芸術の信仰の対象へと変化した。
現代
現代のヨーロッパでは、風俗は地域ごとに異なるものが存在している。例えば、北欧においては性に対するオープンな考え方があり、性教育も進んでる。デンマークは売春が合法だったりする。
一方、南欧においては、カトリックの影響が強く、性に対して保守的な考え方が残っている。イタリアに風俗店は存在しない。
そして、現代における風俗の特徴の一つに、風俗産業の発展が挙げられる。現代ヨーロッパには、娼婦やストリップクラブ、セックスショップなど、性的なサービスを提供する産業が多数存在している。筆者もセックスショップが普通の街中にある光景に驚いたのを覚えている。
最後に
ヨーロッパの風俗史は、宗教的要因が大きく関わっている。中世から現代までの時代を通じて、性や愛に関する考え方や風俗は大きく変化し、現代においては、性的多様性が認められるようになってきた。
それでも、地域によっては保守的な考え方が残っていることもあり、ナショナリズムの名残を感じざるを得ない。たかが風俗であるが、知的背景を持って取り組むことの気持ちよさを僕は知っている。ぜひともこの記事が誰かの気持ちいい体験をさらに気持ちよくするものになれば幸いだ。
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