女性専用風俗 水戸秘密基地 (出張専門) | 【第三十四回】鏡で髪整えたら、キスしてた。

MITSUKUNI(ミツクニ) 【第三十四回】鏡で髪整えたら、キスしてた。
夜の町。疲れた大学生がひとり。帰宅中していた。
鏡を見ながら髪を整えていた。
しかし、その一瞬の油断で起こった出来事により、彼の疲弊した心は怒りに変わってしまった。
どこからそんなエネルギーがでてきたのだろうか...

深夜の色町の駐車場での出来事が彼に与えた深い傷を探求してみよう。


夕暮れ、大学の授業が終わる20時。この時間帯は私にとって疲れの頂点だった。うだる夏の蒸し暑さに汗をかきながらの帰り道、不意に顔に虫が舞い込んできた。バサバサと逃げ惑う私。虫との格闘はいつだって熾烈を極める。息があがった。髪も乱れた。そして、なんとなく駐車した車の窓で髪を直した。駐車場の車に映った自分の顔はやつれて見えた。疲れが顔に浸み込んでいるのだろうか。はぁ、そんなため息をついた。

すると、突如として目に飛び込んできた光景に私の心は凍りついた。車内でキスをしている二人の姿が映し出されたのだ。私との状況のギャップに、驚きは通り越して怒りが湧き上がってきた。あの車の中でキスをする二人は、まるで時間が止まったかのように幸福そうに見えた。学生と大人だった。私が辛い思いを抱えながら帰宅する一方で、彼らは恍惚とした表情で愛を交わしている。なんだ、このリア充どもは。私たちを挑発するかのようにキスをしてやがる。その幸せそうな姿に、怒りが爆発する。

私の中には、深い憎しみが生まれた。リア充たちはいつも幸せそうで、自分の幸福を見せびらかすことに満足しているように見えた。私は彼らに対して、爆発しろという感情を抱き、二度とその顔を見せるなと思った。こんな幸せそうな姿なんて、もういらない。私の心の中で、彼らへの憎しみは日増しに膨らんでいき、深夜の町の駐車場は私にとっての禁断の領域となった。


最後に
深夜の駐車場での出来事は、私の生活に大きな変化をもたらした。訪れざるサンクチュアリの生成に至ったのだ。髪を整えるために鏡を見た一瞬の油断で、私は現実の不条理さを突きつけられたのだ。驚きと怒りが交錯する瞬間、私はリア充たちに対する憎しみを募らせていく。幸せそうな姿を見せつけられることへの怒りと無力感が私を襲い、リア充たちとの共感性は完全に欠如してしまうにいたった。
「どこで、だれと、何をする。」甚だ気をつけていただきたいものである。

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