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MITSUKUNI(ミツクニ) 【第三十五回】SMは二人三脚
皆さん、こんにちは。今日はSMプレイにおいて、Mが自身のM性に目覚め、探求を深めることで、自分のMの欲求を満たすための行動を認識し、実践するようになると、Sとの関係性が変化していく様子についてお話しさせていただきたい。

SMプレイでは、MとSの相互作用が特徴的だ。最初はSである方が自身のS性に目覚め、欲求を満たすための行動を認識し、実践していくのがよくある流れだ。しかしM側が深く理解を深めていくと、自分にとって最適な行動が明確になり、伴った行動をするようになる。そうなると、本来はSがMに行為を与える構造のSMが、M自身がSに行動を誘発する構造になる。

この変化により、MとSの関係性が逆転する。Mが高い知識や理解を持つ場合、SがMの暗喩的誘導などにより動かされ、プレイの主導権はMに変わっていく。見かけ上は成立している主従関係がイメプ化してしまっている。本質的な意味でのSMの関係性の成立は難しく思えてきた。

つまり、あるMが自身の性的嗜好について深く学び、M性を探求している。彼/彼女はさまざまなSMプレイのテクニックや心理的な要素について研究し、実践している。その結果、彼/彼女は非常に豊富な知識と経験を得ており、プレイの場でSに対して的確な指示や要求を行うことができるだろう。

ここで、Mが過度に自己中心的になり、Sの存在や喜びを忘れてしまうことがある。これがSMのパラドッスだ。避けねばならい問題だ。Mが自分の欲求に執着しすぎると、本来のSMのバランスが崩れてしまうのだ。MとSの関係が対等であるためには、Mを深く知り尽くしたSの存在が欠かせないのだ。

結論として、Mの理解度を高めることで支配性が高まることがある。Mが自身のM性を探求するさいは、片方だけでなく、パートナーもプレイの知識と経験を溜めていく必要があるだろう。SMは日々の進歩が欠かせない。盛者必衰の理、ここにあり。

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